代表理事・東川仁が、『近代セールス』2020年7月1日号に寄稿しました。
『近代セールス』は金融機関の職員に向けた、日々の業務のヒントを満載した業界誌。東川は長年寄稿していたたものの、本業が多忙で2020年3月でいったんお休みをいただいていました。しかし2020年のコロナショックで編集からの依頼を受け、今回の寄稿に至った次第です。
記事テーマは、コロナ禍で金融機関が中小企業にできる貢献としての、「つなぎ融資」。コロナショック初期は日本政策金融公庫、さらに5月には民間金融機関も同じく、無担保・実質無利子の融資に参画しました。しかし申請が多く審査に時間を要するので、新型コロナ対応融資が着金するまでのスピーディなつなぎ融資を、金融機関の側から提案しようという趣旨です。
とはいえ、つなぎ融資は無利子ではありません。そこで東川は金融機関の職員に、必要資金額の確認を強く主張します。目的は、中小企業の資金繰りを楽にすること。あくまでも「つなぎ」であり、必要以上の金額の融資で、企業に無用な利子負担をかけないように注意喚起しています。
最後は、新型コロナに乗じて金融機関が過度な負担を企業に強いることのないよう、今こそ金融機関職員としての本来の使命感と誇りを思い出そうと記事を締めました。
本誌は金融機関の職員向けですが、もし経営者のみなさんもぜひ手にとってみてください。金融機関の考え方、職員の行動の理由などを理解でき、日々の企業経営、とくに資金繰りや金融機関とのつきあい方に役立つことでしょう。Amazonでも手に入ります。
新型コロナに対応した融資制度や、審査が厳しくなる2度目のコロナ融資申請のための準備など、融資の専門研修を受け、いつも最新情報を接している当会員までご連絡ください。このページから、お近くの融資コンサルタントを検索し、自由に連絡をお取りいただけます。