2022年7月20日(水)、代表理事の東川から会員向けに、「運転資金」と「設備資金」についてZoom勉強会を開催しました。
2020年5月に導入された民間金融機関による実質無利子・無担保融資(いわゆる「ゼロゼロ融資」)を利用中の中小企業は多いもの。同制度は2021年3月に終了し、その返済時期がそろそろ始まろうとしています。
が、新型コロナの感染は今も続いています。業況回復がおぼつかず、返済が難しい企業も少なからず出てくるでしょう。このままでは多くの企業倒産が起こるだろうとも言われています。
その状況を反映して、金融機関に寄せられる融資相談は今も増加傾向。しかし一方、通りやすかったゼロゼロ融資と違って、現在の融資審査は通常に戻っています。
この変化により、ゼロゼロ融資に慣れた担当者が作成する稟議書では、通常モードの審査に通らないケースが増えてきました。東川も「担当者だけに任せていては、融資が通る確率は低くなるだろう」と懸念しています。
そこで今回の勉強会では、法人融資の基本である運転資金と設備資金について解説。会員の融資サポート力を底上げし、より借りやすくするためのニーズのヒアリング、適正な融資金額を見極めるポイント等を詳しく紹介しました。
<セミナー内容>
● 融資稟議書を作成する際に、必ず書くべき項目8つ
● なぜ融資が否決になるのか?
● 設備投資に関する審査のポイント
● 金融機関における設備投資検討の着眼点とは? etc…
また会員からも、支払サイクルや銀行への投資効果説明等について、中小企業を支援する現場ならではの質問が多数出ました。
当協会の会員は最新の融資制度はもちろん、基礎力の向上にも熱心。経営者からの融資相談に積極的に対応しています。
● 「融資申請をしたが、断られてしまった」
● 「コロナ融資の借換申請を手伝ってほしい」
● 「金融機関との上手なつきあい方を教えてほしい」
…などのご相談やご要望がありましたら、ぜひこちらのページからお近くの融資コンサルタント会員を検索し、気軽にご連絡ください。