代表理事・東川仁が、『近代セールス』2019年7月15日号に寄稿しました。
『近代セールス』は金融機関の職員に向けた、日々の業務のヒントを満載した業界誌。長年寄稿していた東川は2018年にお休みをいただきましたが、2019年4月15日号から再開しています。連載名は「経営アシスト情報活用術」。特集月を除き、毎月15日号に掲載されます。
金融機関の職員に対するアドバイスとして、東川が連載第3回に選んだテーマが「補助金・助成金の採択先へのアプローチ」。
補助金や助成金は、採択された中小企業にとってたいへんありたがいものです。しかし着金スケジュールの都合で、「つなぎ資金」が必要になるケースも多々あるでしょう。多くの補助金・助成金は、採択されてもすぐ資金を受け取れません。「まず取引先に代金を支払った後、その一部を国に申請して戻してもらう」という順番だからです。
さらに、同じ事業で複数の補助金等の申請は通常できませんが、たとえば「ものづくり補助金に採択されても、さらに申請できる助成金」があるのです。しかし、そんな使い勝手のいい助成金があることを知る経営者は、そう多くはいないでしょう。
せっかく採択されてもつなぎ資金需要が出て困っていたり、採択されても別枠の制度で助成金を申請できたり、経営者にとって「今それが聞きたかった!」という助かる情報を金融機関の職員が提供することで、お互いに信頼関係を強くしていけます。中小企業は金融機関と仲良くなりたいし、金融機関も中小企業と仲良くなりたいのです。
本誌は金融機関の職員向けのものですが、ご興味がありましたらぜひ手にとってみてください。金融機関の考え方、職員の行動の理由などがよくわかり、日々の企業経営にたいへん役立つことでしょう。Amazonでも手に入ります。
また、金融機関とのつきあい方、資金繰り、融資などの悩みや相談ごとがあれば、どうぞこのページから、お近くの融資コンサルタントを検索し、お気軽にご相談ください。たとえば補助金に強い会員を検索するには、「補助金にも詳しい」にチェックを入れるのが早道です。